大学院卒業生の近況

2024年度博士課程卒業
氏名: 土江 梨奈
修了課程: 博士課程
当教室で学んだこと
・当教室のココが良い:
公衆衛生学講座は、多様な専門性を持つ教員や門下生が集い、幅広い視点から学びと研究を深める環境が整っています。定期的に開催される勉強会では、各分野の専門家や学生が最新の知見を共有し、活発なディスカッションを通じて相互に学び合う機会を得ることができました。
この講座では、自身の専門分野に限らず、関連する他分野との交流を通じて広い視野を養うことができ、多角的なアプローチで課題に取り組む力を育むことができます。また、英語での論文執筆指導も充実しており、経験豊富な先生方の丁寧なサポートを受けながら、国際的な学術コミュニケーション能力を磨くことができます。
私自身、子育てと大学での仕事を両立しながら、遠方から通学するという状況でしたが、講座の先生方から温かくサポートをいただき、安心して学びを深めることができました。柔軟で支援的な環境が整っていることも、この講座の大きな魅力です。
公衆衛生学の理論と実践を学び、多様な分野の知見を統合しながら新たな価値を生み出す魅力があります。
学んだことと卒業後の
進路の関係:
私はもともと大学教員として勤務しており、現在もその立場にありますが、自身の研究フィールドである学校保健の分野で、より深い研究や指導力を身につけたいと考え入学しました。希望していた学校教員の健康問題について、指導を受けながら研究を進め、論文を執筆する機会を得ることができました。指導を受けつつ研究を深める中で、研究力を向上させることができただけでなく、学生への指導力も磨かれたと感じています。
現在は、この講座で学んだことを活かしながら、勤務している大学において引き続き研究を進めるとともに、学生への指導にも取り組んでいきたいと考えています。講座で得た知識や経験は、今後の研究と教育活動を支える大きな基盤となっています。
こんな人に当教室が
オススメ!:
この公衆衛生学講座は、専門分野を深めるだけでなく、幅広い研究フィールドを開拓したいと考えている方にお勧めします。公衆衛生学の多様な分野に触れることで、柔軟で包括的な視点を養いながら、自らの研究をさらに発展させることができます。
講座内でのディスカッションを通じて、専門分野の深化だけでなく、新たな研究領域の開拓や国際的なネットワークづくりを支援する環境が整っています。幅広い視野を持った研究者を目指す方にお勧めです!
氏名: 北島 拓真
修了課程: 博士課程
当教室で学んだこと
・当教室のココが良い:
私は当教室に入学前は呼吸器内科医として主に総合病院等で診療を行っておりました。ちょうどCOVID-19の大流行の時期に後期研修を行っており、疾病予防の重要性に気づき公衆衛生学に興味を持ち当教室に入学しました。当教室では主に呼吸器疾病予防の研究を行っておりましたが、そのほかにも様々な学会や研究会に参加させていただき、臨床業務だけでは身に着けることができなかった知識や経験を積むことができました。また、当教室には医師以外の職種が多く在学しており医師だけの環境では学べないことも多く学ぶことができました。
学んだことと卒業後の
進路の関係:
卒業後は、また呼吸器内科医として勤務をしております。禁煙指導やワクチン接種の重要性などエビデンスをもって患者や職員に説明することができ大学院生活で学んだこと・研究したことが生きていると感じています。
こんな人に当教室が
オススメ!:
医師であれば専門医取得前後の学年で一通り自らの専門分野について診療できる状態にあるが、さらに疾病予防や疫学についての知識を深め、研究ができるようになりたい方はおすすめです。研究生活は必ずその後の臨床医としての仕事にも生きてきます。
氏名: 吉田 啓太
修了課程: 博士課程
当教室で学んだこと
・当教室のココが良い:
公衆衛生学分野は臓器別の臨床医学・実験医学以外の大体が幅広く経験可能な、社会医学系の一分野であると捉えます。統計学的な解釈力を身につけてデータの正しい解釈を学ぶ、地域・学校など特定の集団(フィールド)に出向いて研究を行うなど、様々な経験ができました。当分野では大学院入学までに養った各人の専門性を活かし、公衆衛生学的な観点から学術研究を行うことが可能です。当教室の強みの一つは教員のバックグラウンドの多様性でしょう。教員の専門分野の違いは、教室全体の守備範囲の広さに他なりません。各分野の専門家のもと、各大学院生には一貫した手厚い指導体制があります。さまざまなバックグラウンドの方にとって良い研究環境であると考えます。さらに、教室メンバーの個別性が尊重されています。私個人でいえば、キャリア形成の希望やライフステージ、家庭の事情に沿った柔軟な指導計画を練っていただき、さらには急な事情の変化にも寛大な配慮をいただいた点に非常に感謝しています。また、私は社会医学系専門医の取得に向けて研修中です。実体験として、恵まれた指導医陣のもとで専攻医生活を過ごせることも保証できます。
学んだことと卒業後の
進路の関係:
現在、私は企業の専属産業医として勤務しています。産業医学は社会医学の一分野であり、公衆衛生学分野ではその基礎的な経験を積むことができます。働くひとの健康を守る産業医は、非常にやりがいのある仕事です。神田教授は日本産業衛生学会認定産業衛生指導医であり学会との繋がりも深く、そこからご紹介いただく人間関係の広がりを実感する機会もしばしばです。日本医師会認定産業医を取得して産業医活動を開始する方や、日本産業衛生学会認定産業衛生専門医を目指す方にも、当教室は非常に恵まれた環境といえます。
こんな人に当教室が
オススメ!:
大学院生にとっては、まず学位取得が区切りの一つでしょう。当教室の手厚い指導体制では、院生の自立性が尊重された状態で好きな研究ができます。私個人でいえば研究歴が無い状態で入学し、3年の在学で早期修了でき、博士号を取得しました。指導体制の充実は明らかです。研究に興味はあるけど、どう取り組んだらいいのかわからない、といった方にも当教室がおすすめできます。サポート体制は十分です。院生生活に飛び込む前の不安はありえますが、飛び込んだ先での不遇はありえません。もちろん、研究歴があって当教室にご興味がある方なら、さらに話は早いでしょう。
その他: 紙面には限りがあります。ご興味がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。私でもよければ、いくらでもお話できます。一度、公衆衛生学分野の研究に飛び込んでみませんか?得るものは無限大。後悔は一切ないですよ!

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